日本代表の柴崎岳【写真:Getty Images】
【日本 0-2 スイス 国際親善試合】
日本代表は現地時間8日、スイス・ルガーノで行われたスイス代表との国際親善試合に挑み、0-2で敗戦を喫した。
ロシアワールドカップまで残りわずかとなった中で行われたスイスとのゲームは、先月30日の親善試合・ガーナ戦の敗戦を引きずらないためにも日本代表にとって重要な一戦になった。しかし、チームは大きな決定機を作れず、2失点を喫し完敗。課題が積もる内容の試合を展開してしまった。
途中出場を果たした柴崎岳は「なかなか点が取れてないから、取れないと勝てないし、失点したら引き分けにも持っていけないので、厳しい部分があって、攻撃面の整理ができればほんと反対に守備の部分にも影響が出てくるし、今は取られ方がちょっとって部分もあるので、そこから相手にアタッキングエリアまで持っていかれてしまう。もうちょっとクオリティ、質ですよね。そういった部分を精度高くやっていくことで、攻撃もそうですけど守備にも影響が出てくると思います」と課題を口にした。
この日は日本代表にビッグチャンスがほとんど訪れなかった。唯一得点の可能性を感じさせたのは、柴崎が蹴ったCKから吉田麻也の頭に合わせたシーンである。同選手は、このセットプレーこそ、ロシアワールドカップ本番にも活きるのではないかとコメントしている。
「練習ではいいイメージで蹴れていて、それが練習では合っているので。その1本だけでしたけど今日は、でも練習通り蹴れた部分があったし、味方も見てくれているので、前も言った様にそこは大きいポイントになる、特に本番ではなると思います」
日本代表は12日、ロシアワールドカップ本大会前最後の一戦となるパラグアイとの強化試合に挑む。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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