日本代表の酒井宏樹【写真:Getty Images】
【日本 0-2 スイス 国際親善試合】
日本代表は現地時間8日、スイス・ルガーノで行われたスイス代表との国際親善試合に挑み、0-2で敗戦を喫した。
後半途中から出場を果たした酒井宏樹は、果敢にオーバーラップを仕掛け、攻撃を何度も活性化させようと上下動を繰り返していた。しかし82分、スイスのエースであるジェルダン・シャキリとブレリム・ジェマイリのパス交換から自身のサイドを崩され、チームの2失点目に関与してしまった。
「2点目に関してはね、やっぱり100%の中の85%くらいは止めてましたけど、あそこで(クロスを)上げられて失点になってしまってはダメなので、もちろんシャキリもうまかったですけど、ああいう相手ばっかりなんで、そこをしっかり止めれるようにしたいですね」と酒井は悔しさを滲ませている。
この日のスイス戦の敗北を受けて、日本代表は昨年12月に行われたE-1選手権・中国戦以来勝ち星がないという不甲斐ない結果となっている。酒井は「自分というよりチームとして結果を出すようにしていかないといけないので、0−2で満足してる選手はいないと思いますし、親善試合でもやっぱり勝ちたいので。もちろんコロンビア戦が一番大事なのは分かってるんですけど、やる以上、サッカー選手っていうのは勝ちたいので、しっかり勝てるように頑張っていきたいと思います」と勝利への意欲を口にしている。
シーズン中の怪我もあり、コンディション面でやや不安を抱える酒井。しかし、ロシアワールドカップがすぐそこまで迫っている中、コンディション調整に残されている時間も多くはない。
「みんなコンディションは100%じゃないので、結構疲れてますし、あくまでホントにコロンビア戦に向けてみんなで100%にしていくようにしてるので、僕ももちろんケガのこともありますけど、それも含めて100%に持っていかなければいけないと思います」
日本代表は12日、ロシアワールドカップ本大会前最後の一戦となるパラグアイとの強化試合に挑む。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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