本田圭佑【写真:Getty Images】
【日本 0-2 スイス 国際親善試合】
日本代表は現地時間8日、国際親善試合でスイス代表と対戦し、0-2で敗れた。
ガーナ戦に続き、スイスにも敗北を喫した。西野朗監督体制が発足してから勝てていないどころか得点も奪えていない。だが、本田圭佑に悲壮感はない。
「結果に関しては、まだこの結果だけが大事ではないので。個人的には出てる以上、結果を出さないといけないという危機感は持ってますけど、チームとしてはまだ負けられるっていう猶予はある。それをネガティブに考える必要はないと思ってます」
ワールドカップまで残されたテストマッチはパラグアイ戦のみとなった。コロンビアとの初戦までの準備期間はあまりにも短いが、本田は「10試合あっても1試合でも一緒」と述べると、こう語る。
「今日見てもらったら分かるんですけど、普通には戦えるんですよ。普通に戦えるんですけど、勝てるかはあのPKとか失点したところを守って、僕らがチャンスで決めなあかんところを決められるか。ここなんですよね」
そして、本田は4年前のブラジルワールドカップ初戦を思い起こした。
「初戦のコートジボワールも負けた。コートジボワール戦、僕も久しぶりに見返したんですけど、メチャメチャ僕らもチャンスあるんですよ。でも負けたんですね。それが全てですよ。だから、もう紙一重の戦いになると思いますよ。コロンビア戦も」
さらに、「その紙一重を引き付ける何か。それはまだ足りないから負けてるんですよね」と話す本田はこう続ける。
「あん時、本番で負けたことを考えたら、僕らがじゃあここから20試合やったからって、別人にはなれない。逆にケガするリスクが高まるんちゃうかなと思うんで。もうあと1試合しかないですけど、前向きに捉えてます」
あと1試合で、紙一重の何かを掴みたいところだ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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