日本代表がスイス戦の前日練習を行った【写真:Editional Staff 】
日本代表は現地7日、スイス・ルガーノにおいて翌日のスイス代表戦に向けた前日練習を行った。
ピッチに出てきた選手たちは、まずボール回しでウォームアップすると、西野朗監督の号令でミーティング。30秒ほど短く西野監督が話し終了し、ストレッチへと移った。その後、2人一組でのパス交換の練習をし、15分経過。ここで非公開となった。
チームの雰囲気は極めて明るい。談笑あり、笑顔が絶えない。ロシアワールドカップが近づくなかではあるが、ピリピリとしたムードはない。
スイス戦は4バックに戻して戦うことが濃厚。ザックジャパン時代お馴染みだった4-2-3-1にするだろう。注目は2列目の「3」。左から宇佐美貴史、本田圭佑、原口元気になりそうだ。
香川真司か本田か――。トップ下争いは現状では本田がリードし、香川の序列は下がっている。スイス戦でのパフォーマンス次第では本田がトップ下のポジションに君臨することは確実。
ただ、そもそも機能するのかは不透明だ。ガーナ戦では2シャドーの宇佐美と本田がボールをもらうばかりで1トップの大迫勇也が孤立。前線に運んでは後ろに戻して攻め直しという、どん詰まり状態だった。
ガーナ戦の反省を活かして修正を図れたのか。スイス戦でも同じようなぎこちない攻撃を繰り返すようではワールドカップ本大会に向けて危険信号だ。
(取材・文:植田路生【ルガーノ】)
【了】