39歳のメキシコ代表DFラファエル・マルケスが史上4人目の5大会連続のワールドカップ出場へ【写真:Getty Images】
メキシコサッカー連盟は3日、ロシアワールドカップに出場するサッカーメキシコ代表メンバー23人を発表した。
ファン・カルロス・オソリオ監督が選んだ最新のメキシコ代表メンバーには、39歳のDFラファエル・マルケスの名前も含まれていた。
かつてバルセロナで栄光を築き、現在は母国のアトラスでプレーしている大ベテランは、ロシアの地で試合に出場すれば5大会連続のワールドカップでのプレーを実現することになる。
この記録はどれだけ偉大なものなのだろうか。
まず、5大会連続でワールドカップに出場するためには、少なくとも20年にわたってA代表でプレーし続けていなければならない。そして、これまで4年ごとに開催されるワールドカップに、5度出場し、試合でプレーした選手は2人しかいない。
1人目はマルケスと同じくメキシコ出身のGKアントニオ・カルバハルである。メキシコ代表通算48試合という記録を持つ守護神は、1950年のブラジル大会から1966年のイングランド大会まで5大会連続で出場した。
2人目は、ドイツ代表(西ドイツ代表時代を含む)で150試合に出場し“鉄人”ローター・マテウスだ。初めてワールドカップに出場したのは西ドイツ代表時代の1982年スペイン大会で、最後にプレーする1998年のフランス大会まで5大会連続で大舞台のピッチに立った。
元イタリア代表のGKジャンルイジ・ブッフォンは、1998年のフランス大会から2014年のブラジル大会まで5連続でワールドカップのメンバー入りを果たしていたが、初出場だったフランスではピッチに立てていない。もしイタリア代表がロシア大会の出場権を獲得できていたら、6大会連続のワールドカップ参加と5大会連続のプレーを成し遂げていただろう。
マルケスがロシアワールドカップのメキシコ代表入りを果たしたことで、カルバハルら3人の記録に並んだ。そして、本大会で一瞬でもピッチに立てば、ブッフォンを除く2人と同じ偉業を達成することになる。
ワールドカップ後の現役引退を表明している正真正銘のレジェンド・マルケスは、最後の大舞台で有終の美を飾ることができるだろうか。
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