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「メッシとネイマールがゴールしたら食糧寄付」。カード会社のキャンペーンに批判

text by 編集部 photo by Getty Images

リオネル・メッシ、ネイマール
リオネル・メッシとネイマール【写真:Getty Images】

 バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとパリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマールがゴールを決めるたびに飢餓に苦しむ子供たちを助けるための寄付を行うという、カード会社のキャンペーンに対して批判が集まっている。3日付英紙『インディペンデント』などが伝えた。

 米国マスターカード社は5月31日付で、「ゴールが命を変える」と題したキャンペーンを発表。「メッシかネイマールが1ゴールを決めるたびに1万人の子供たちが食事を受け取る」と謳われている。

 具体的には、2020年3月までにメッシまたはネイマールが1ゴールを記録するたびに、同社は1万食相当の金額をWFP(国際連合世界食糧計画)に寄付するとのことだ。ラテンアメリカおよびカリブ海地域の子供たちの飢餓・栄養不足対策が目的とされている。

 しかし、このキャンペーンに対してはSNS上で批判が殺到しているという。「お金があるならいずれにしても寄付するべき」「空腹な子供たちの運命を大富豪のサッカー選手たちに委ねるべきじゃない」「本当に不愉快」などのコメントが紹介されている。

 マスターカード社はWFPとともに飢餓に苦しむ子供たちに合計1億食の食事を提供する活動を展開しており、今回のキャンペーンはその一部だという。だがメッシとネイマールに対してプレッシャーとなる可能性があること、あるいは対戦するGKがシュートを止めれば「子供たちへの食糧提供を阻む」ことになるなどの問題も指摘されている。

【了】

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