ラジャ・ナインゴラン【写真:Getty Images】
ベルギー代表を落選したローマのMFラジャ・ナインゴランが、改めてロベルト・マルティネス監督を口撃した。同国のテレビに対するコメントをイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。
ローマでのパフォーマンスが高く評価されているナインゴランだが、ロシアワールドカップに臨むベルギー代表からは外れ、代表引退を宣言している。ナインゴランは以前からマルティネス監督との関係に問題があり、今回の選考にも影響したかもしれない。
マルティネス監督はナインゴランを視察した際、まだメンバーを決めていないと話した。だが、同選手は「僕を呼ばない理由を探していたことは明らかだった」という印象を受けたという。
代表発表の際、指揮官は「戦術的理由で外した」と語ったが、「僕は最も戦術的なリーグであるセリエAで300試合に出ている」と主張。正当な理由ではないと考えているようだ。
ナインゴランは遅刻や飲酒、喫煙など、ピッチ外での問題が指摘されている。「喫煙についての非難は理解できる。そういった人は、僕が模範であるべきだと思っているからだ」とネガティブな声を受け入れた。
だが、「僕は教育者じゃないし、先生でもない。僕はサッカー選手さ。試合に勝ちたいだけだ。ピッチ上のパフォーマンスで判断してもらいたい」と述べ、サッカー選手はプレーで評価されるべきだとも語っている。
ナインゴランの主張は理解できるが、マルティネス監督がナインゴランを呼びたがらなかった理由も十分に分かる発言と言えそうだ。
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