日本サッカー協会（JFA）は31日、ロシアワールドカップに臨む日本代表のメンバー23人を発表した。西野朗監督は、「全ての攻撃をゴールに直結する展開に持っていく必要はない」と話している。

　決定力不足が長年の課題となっている日本。たくさんのチャンスをつくる選手を選ぶか、得点を取れる選手を選ぶか、という質問に対して、西野監督は次のように答えた。

「相手のゴールに全て直結する展開を持っていく必要はない。ある時間帯はボールを持つとか。そういう中でアタッキングサードに侵入するチャンスを増やしていく。昨日（ガーナ戦）もそういう状況はつくれていたと思います」

「常に決定力不足はネガティブな部分として捉えるのではなく、チャンスを増やしていくことも一つ、大きく考えたいと思います」

　マインツで活躍したFW武藤嘉紀の得点力は一つの武器だ。

「武藤のようにブンデスでそうシュート数は多くないですけれども、得点率が高い選手もいます。彼はボックス内でのシュート成功数は低いですけれども、確率的には高い選手。やはり得点を追う中で、チャンスも増やしたいですけど、想定しているよりは少ないと思うので、そういう中では彼のような嗅覚を持った選手も必要だと思っています」。

【了】

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