日本代表の武藤嘉紀【写真:田中伸弥】
【日本 0-2 ガーナ キリンチャレンジカップ】
日本代表は30日、キリンチャレンジカップでガーナ代表と対戦し0-2で敗れた。
後半から出場した武藤嘉紀は、果敢なプレーを披露。コンディションの良さを感じさせた。シュートも積極的に放っていったが、本人は「絶対に1本は決めないといけない。それがFWの仕事なので、それは本当に反省しないといけないと思います」と述べた。
武藤は、“見えている”という言葉でコンディションの良さを表現している。
「感覚的には見えているし、ゴールの空いてるところ、相手の足が出てくるところっていうのはかなり見えてる。逆にちょっと見えすぎて、迷ってしまったみたいな。けどやっぱりそこはポジティブに捉えないといけない。今日は外してしまったってことは変わらないので、これが本番じゃなくてよかったと」
ドイツ・ブンデスリーガで活躍し、ゴールも決めてきたが、日本代表のCFは大迫勇也が絶対的な存在だ。「サコ君がやっぱり代表でずっと1トップ張ってますし、素晴らしいプレーヤー」と、武藤は言う。だが、「そこを脅かさないといけないと思います」とも話している。
ワールドカップに臨む23人のメンバーに選ばれるだろうか。「自分なりに出せる力を出したので、あとはメンバー発表を待つしかないのかなと思います」。武藤は、人事を尽くして天命を待つ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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