チャンピオンズリーグで優勝したレアル・マドリー【写真:Getty Images】
欧州チャンピオンズリーグ(CL)とワールドカップという、クラブチームと代表チームでの2つのビッグタイトルを同じ年に獲得した選手は、過去にわずか8人しかいない。欧州サッカー連盟(UEFA)が公式サイトで紹介している。
UEFAでは、2つの大会の決勝戦にどちらも出場した選手のみを「2冠」と認定。1974年には西ドイツ(当時)のバイエルン・ミュンヘンが欧州制覇を果たし、同年の西ドイツ・ワールドカップでも開催国の西ドイツが優勝したことで、フランツ・ベッケンバウアーやゲルト・ミュラーなど6人の選手が両タイトルを獲得した。
だがこの例を除けば、同じ年にCLとワールドカップで優勝した選手は他にわずか2人。1998年にレアル・マドリーとフランス代表でタイトルを獲得したクリスティアン・カランブーと、2002年にマドリーとブラジル代表で優勝したロベルト・カルロスのみだ。
今年のCLでも、レアル・マドリーが3連覇となる優勝を成し遂げた。6月から開催されるロシア・ワールドカップでマドリーの選手が優勝を飾れば2冠達成となる。
今季CL決勝に出場したマドリーの選手14人のうち、現時点で12人の選手が7ヶ国の代表チームに招集されている。ワールドカップに出場しない見込みなのはウェールズ代表が予選で敗退したFWガレス・ベイルと、フランス代表から外されているFWカリム・ベンゼマのみだ。
スペイン代表にはDFセルヒオ・ラモス、ナチョ、ダニエル・カルバハル、MFイスコ、マルコ・アセンシオの5人。ブラジル代表にはDFマルセロとMFカゼミーロの2人。他にはGKケイラー・ナバス(コスタリカ)、DFラファエル・ヴァラン(フランス)、MFルカ・モドリッチ(クロアチア)、トニ・クロース(ドイツ)、FWクリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)。この12人が、「2冠」達成の可能性のある選手たちということになる。
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