果たしてW杯に挑む23人のメンバーに選出されるのは…【写真:田中伸弥】
日本代表は30日、横浜市・日産スタジアムにおいてガーナ代表と対戦し、0-2で敗れた。翌日、ロシアワールドカップに向けた23人のメンバーが正式決定する。果たして、選ばれるのはどの選手か。これまでの合宿およびガーナ戦のパフォーマンスから診断する。
<GK>
川島永嗣【当確】
東口順昭【当確】
中村航輔【当確】
<DF>
長友佑都【当確】
槙野智章【当確】
吉田麻也【当確】
酒井宏樹【当確】
酒井高徳【当確】
昌子源【当確】
遠藤航【当確】
植田直通【危機】:本大会で3バックしかやらないのであれば落選の可能性も。だが、4バックも併用することを考えると選ばれるだろう。
<MF>
長谷部誠【当確】
本田圭佑【当確】
乾貴士【落選】:怪我の影響もあり、試合出場ならず。ジョーカーとしての期待はあるがトライすらできないのではあれば…。
香川真司【危機】:西野監督の評価は低くなく、メンバーに入りそう。しかし、本大会で通用するほどの状態ではない。
山口蛍【当確】
原口元気【当確】
宇佐美貴史【当確】
柴崎岳【当確】
大島僚太【当確】
三竿健斗【落選】:山口のサブ枠を井手口と争う。しかしガーナ戦では出番なくアピールできなかった。
井手口陽介【危機】:山口のサブ。パフォーマンスは全盛期に戻っていないが、西野監督の評価は高い。
<FW>
岡崎慎司【危機】:西野監督の評価は高い。しかし、本調子にはほど遠い。本大会までに戻るかは不透明だ。
大迫勇也【当確】
武藤嘉紀【危機】:トップでもサイドでもこなせるポリバレントのあるFW。大迫のサブとして滑り込みか。
浅野拓磨【落選】:シーズン後半を4部に過ごし、パフォーマンスが著しく低下。代表合流も戻らず。スピードが武器だが使い方が西野ジャパンでは見出しにくい。
現状から判断すると、三竿と浅野は極めて厳しい状況だ。よほどのことがないとメンバー入りはないだろう。香川と岡崎は試合には出場できたが不安は残る。また、ジョーカーとして期待されていた乾も不安だ。試合出場すらできないようでは計算が立たない。
香川、岡崎、乾。仮にここから2人が落ちるとすると、22人となり1人足りない。攻撃陣でワールドカップを戦える選手が揃わないのであれば、久保裕也や中島翔哉を追加招集してもいいだろう。
久保はベルギーで実績を重ね、サイドでもシャドーでもプレーできる。コンディションもいい。中島もポリバレントな選手で、3月の欧州遠征ではいきなりゴールを決めた。決定力という意味でも期待できる。
明日、日本代表は最後のトレーニングを行う。ゲーム形式の練習も予想されており、当落線上の選手たちにとっては最後のアピールの場となる。果たして西野監督はどのような決断を下すのか。
【了】