香川と岡崎、W杯メンバー落選の危機
西野朗監督率いる新生日本代表の初陣であり、ロシアワールドカップ本番直前の重要なテストマッチとなるガーナ戦(日産)が30日に行われる。
21日から9日間の合宿で意思統一を図ってきた日本代表だが、今回はワールドカップの最終登録メンバー23人発表が翌31日に控えている中での試合。現時点の26人から外される3人は果たして誰なのか。そこはガーナ戦の非常に大きな注目点と言っていい。
「今まで代表チームは4バックで、ポジティブな状況でも、ネガティブな状況でも、ゲームの中でシステムを変えて対応するようなことはなかった。しかしそういう状況だけでは対応できない。3バックは押し込まれれば5バックになるし、中盤もフラットな4枚になって5-4-1で対応しなきゃいけないこともある。いろいろな変化を持って対応しなければいけない」と西野監督もガーナ戦前日会見で語ったように、今回の日本は3バックと4バックを柔軟に使い分けながらワールドカップを乗り切ろうとしている。
となれば、守備陣には厚みを持たせておく必要がある。今回はGKが3人、DFは8人招集されているが、23人を選ぶうえでここに手をつけることはないだろう。
つまり、外れるのは中盤から前の選手という見方が有力だ。1人はゲーム形式の練習などで外れる回数の多かった三竿健斗(鹿島)が有力視されるが、残りはボランチなのか、2列目のアタッカー陣か、FWなのか確定していない。左足首のケガを抱えて1ヶ月以上公式戦から遠ざかっている岡崎慎司(レスター)にしても、2月から5月まで左足負傷で長期離脱を余儀なくされた香川真司(ドルトムント)にしても、ここまでの流れを見ると落選の可能性はゼロとは言い切れない。