日本代表は30日、キリンチャレンジカップ2018でガーナ代表と対戦する。

　ロシアワールドカップ前、国内で行われる最後の試合は、日本にとって文字通りテストの場だ。西野朗監督体制の初陣でもあり、どのような戦いを見せるか注目される。直前合宿では［3-4-2-1］にトライするなど、前体制とは異なる色も打ち出している。

　公開練習で2日続けて取り組んでおり、実戦で用いたいシステムの一つだと思われる。ワールドカップでも採用するなら、今のうちに収穫や改善点を洗い出したいところ。よって、ガーナ戦はこの新布陣で臨むのではないか。

　GKは川島永嗣。合流初日から別メニューではなくGK練習を行うなどコンディションの良さを感じさせている。最終ラインは3枚。左から槙野智章、長谷部誠、吉田麻也になるだろう。戦術練習の1本目はいずれも彼らで3バックを構成した。

　ダブルボランチは柴崎岳と山口蛍。ある程度、攻守の役割を分け、柴崎がより攻撃に関わるコンビだ。ウイングバックの左は長友佑都。タイミングの良いランニングでボールを引き出すなど、サイドバックとは異なるポジションでも特徴を見せている。右は迷いどころだ。酒井宏樹の安定感か原口元気の躍動感。テストの場であることを考慮し、原口を入れたい。

　そして、2シャドーの一角は宇佐美貴史が濃厚。相手ゴール前でアイデアを発揮してもらいたい。そして、もう一人は本田圭佑か。本人は「新鮮だが模索中」と捉えているが、サイドに張るより中央で力が活きるタイプ。西野監督はトップフォームの本田に信頼を寄せているため、ガーナ戦で状態の良さを見せたい。

　1トップは大迫勇也でほぼ決まりだろう。岡崎慎司、武藤嘉紀で争うCF争いで一歩リードしている。最前線で身体を張ったポストプレー、フィニッシュワークで存在感を示し、守備ではファーストディフェンダーとしての役割を全うしてもらいたい。

　試合中のシステム変更、選手の配置の入れ替えなど、様々なトライが予想される。西野ジャパンは、自信を持てるような成功体験を得られるか。

【了】

ハリル氏「最悪の悪夢」。日本代表監督解任にショック隠せず
ヴァイッド・ハリルホジッチ日本代表前監督は27日、都内で記者会見を行った。

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ロシアワールドカップ・アジア最終予選について語り始めたハリルホジッチ氏。オーストラリアに勝利し、本大会の出場権を獲得したハリルジャパン。この試合の後について同氏はこう話している。

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『選手たちとの信頼関係の薄れ』が解任の一因となったが、これについてハリルホジッチ氏は疑問を口にした。

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日本サッカー協会（JFA）は9日、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督解任を発表した。これを受け、報じられたハリル氏や選手の反応をまとめた。