日本代表は28日、千葉県内で今月30日の国際親善試合・ガーナ戦に向けて練習を行った。本田圭佑は、3バックが形になるかは、ガーナ戦を終えたあとに分かると考えている。

　ロシアワールドカップに向けて準備する日本代表は、西野朗監督のもと、3バックに取り組んでいる。

　本田にとって3バックはあまり経験がなく「新鮮」で、「いろいろと模索中」とのこと。「どこのポジション、どこにスペースがあるとか、景色も見慣れない中で、新鮮な中で練習しています」と語った。

　練習では「コートが小さい中でやったりしているんで、どこにスペースが空くっていうのがまだ分からない部分もある」。だからこそ、「30日にはそのへん少しは見えてくるだろうなと思っている。それからでしょうね、急ピッチでいろいろ調整する作業というのは」と本田は考えている。

　ガーナ戦は3バックを本番で使うかを見極める場にもなりそうだ。ガーナ戦でどの程度の手応えをつかみたいかと問われると、「30日につかめるなら、そりゃそうですよ」と返答。「でも、まあそうそううまくいかないこともあるじゃないですか。そうなったときは、もちろん西野さんが線引きすると思うし、そのまま行くなら選手は改善していく必要がある。どういうふうになっても対応できるようにはしていきたいし、そういう選手が多くなってきているっていうのもアドバンテージだと思っている」と語った。

　いずれにしても、新しいシステムへの適応は急務だ。本田は「（ポジションが）微妙にズレてると結構ズレると思うんで。慣れっていうか、感覚の慣れは大事だと思いますね」とコメント。「ホント細かいところ。細かいところの居心地の良さって絶対大事なんで、心地悪いなと思うとパスなんかつながらないもんなんで、あうんの呼吸みたいなものがもっと必要かなと思う」。ただ、「それってあんま型にはまらず自由にやって生まれるものだと思っているんで、ちょっと自由にやりながら、30日、結果を求めてやれればと思います」と本田は話した。

　ガーナ戦で日本代表はどのような答えを出すのか。

（取材：元川悦子、文・構成：編集部）

【了】

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