山口蛍が日本代表からの離脱が決まった青山敏弘への思いを語った【写真:Getty Images】
日本代表は24日、今月30日の国際親善試合・ガーナ戦に向けて千葉県内でトレーニングを行った。
この日から合流予定だったMF青山敏弘は、負傷によってロシアワールドカップ出場が困難になったためチームから離脱することが決まった。4年前のブラジルワールドカップでも共に戦ったMF山口蛍は「ギリギリまで知らなかったんで、離脱したことは残念ではあります。同じポジションなんで頑張らなくちゃいけない」と気持ちを新たにしていた。
山口が所属するセレッソ大阪と、青山が所属するサンフレッチェ広島は、日本代表合宿直前のリーグ戦で対戦していた。今回の招集メンバー発表後の試合ということもあり、2人はその場でコミュニケーションを取っていたという。
「この間、広島と試合だったんで、その時には(青山と)喋りました。広島とは本当ににお互い良い試合できたと思うし、その中で俺もそうだし、トシ君もそうやけど、お互い意識しながらやっていたから、本当にいいゲームができて、お互い刺激して、代表に行こうっていう感じだった。それだけに本当に残念な部分はあります」
西野朗監督率いる日本代表にとって、J1で首位の広島をけん引していた青山の離脱は大きな損失となる。とはいえ山口も含め、選手たちは気持ちを切り替えてワールドカップに向けて準備していかなければならない。
山口は「前回(ブラジルワールドカップ)は本当にすぐ終わってしまった。今回は予選も戦ったんで、そういった意味ではもっと責任感を持ってやらなくちゃいけない」と中盤からチームを引っ張る覚悟を示した。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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