本田圭佑がアメリカンフットボールの悪質タックル問題にツイッターで言及した【写真:Getty Images】
現在、日本代表合宿に参加しているMF本田圭佑が、ツイッターを更新した。巷を騒がせている日本大学アメリカンフットボール部の選手による悪質タックル問題について持論を展開している。
今月6日に行われた関西学院大学との定期戦の試合開始直後、日本大学の選手がボールを投げ終わって無防備な状態の相手クォーターバックの背後から危険なタックルを食らわせた。これが監督やコーチからの指示によるものだったのかなどが大きな問題に発展している。
21日には危険なタックルを繰り出した選手自身が記者会見を行い、自らのプレーに監督やコーチからの指示があったことを明らかにした。一方で、日本大学側は指導者による指示があったことを認めず、監督・コーチと選手の間に誤解が事の本質だと主張している。
この「悪質タックル問題」について、本田は「監督も悪いし、選手も悪い。傷つけられた選手は生死に繋がるような怪我でなくて何より」と述べたうえで、「ただ毎日寄ってたかって責め続けるようなことでもないでしょう? あのタックルは罪だし究明もすればいい。ただこのニュースにいつまでも過剰に責め続ける人の神経が理解できないし、その人の方が罪は重い」と、過剰に反応する社会に対して問題を提起した。
連日ニュース番組やワイドショーなどで大きく扱われている「悪質タックル問題」。本田が指摘したように、将来ある若者に対する報道のあり方が問われる社会問題化しつつあると言えるのかもしれない。
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