鹿島アントラーズの土居聖真【写真:Getty Images for DAZN】
【上海上港 2-1 鹿島アントラーズ ACL決勝トーナメント1回戦2ndレグ】
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦2ndレグの試合が16日に行われ、中国の上海上港と鹿島アントラーズが対戦した。
日本勢で唯一決勝トーナメントに勝ち進んでいる鹿島は、昨季準決勝進出の強豪である上海上港に対し、ホームでの1stレグに3-1の勝利。準々決勝進出のためには1点差以内の敗戦に抑えることが必要だった。
だが開始7分、1stレグの負傷欠場から復帰した元Jリーガーのフッキにいきなりの先制点を許してしまう。FKからオスカルがゴール前に入れたボールが昌子源に当たってこぼれたところに、フッキが素早く反応して蹴り込んだ。
金崎夢生や鈴木優磨が惜しいシュートを放ってゴールを脅かしていた鹿島も、前半のうちに追いつくことに成功。42分、レオ・シルバ、鈴木と繋いで安西幸輝が左サイドからクロスを入れ、最後は土居聖真が合わせて押し込んだ。
後半にも上海上港の強力攻撃陣がゴールに迫るが、鹿島はGKクォン・スンテの好守に救われる。57分にはオスカルのクロスに合わせたフッキの至近距離からのシュートをスーパーセーブ。64分にもリー・ションロンの枠を捉えたシュートを見事な反応で弾き出した。
しかし81分には上海上港がトータル1点差に詰め寄る。リー・ションロンのヘディングシュートが昌子の手に当たったとの判定でPK。クォン・スンテはフッキのシュートに反応しながらも体の下を抜かれてしまった。
もう1点を奪われれば延長戦突入という緊迫した状況となったが、5分間のアディショナルタイムを乗り切ってタイムアップ。2試合合計4-3で鹿島がACL準々決勝進出を果たした。
【得点者】
7分 1-0 フッキ(上海上港)
42分 1-1 土居聖真(鹿島)
81分 2-1 フッキ(上海上港)
【了】