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西野朗監督、W杯へ国内組も軽視せず「代表に対する意識高い」。選手選考の緊張感漂う

text by 編集部

西野朗
日本代表の西野朗監督

 日本代表を率いる西野朗監督が都内で「HUBLOT LOVES FOOTBALL Special Exhibition」のイベントに登壇し、間近に迫ったワールドカップに向けた選手選考などに言及した。

 先月の日本代表監督就任決定から、駆け足で欧州視察をこなし、国内でもJリーグの会場で代表候補選手のプレーを視察してきた西野監督。13日に行われた明治安田生命J1リーグ第14節の浦和レッズ対サガン鳥栖を視察した際、「グループとしてのパフォーマンスを出すにはこの短期間ではなかなか難しい。基本的には今まで参加した選手たちがベースになる」と語り、これまでの主力選手たちを継続して招集することを示唆していた。

 一部ではFIFAに申請する予備登録メンバー35人のうち6割近くが海外組と報じられたが、国内組を軽視しているわけではない。西野監督は16日のイベント後の取材で「簡単に選考についての話は控えたい」と述べつつ「国内組も非常にタイトな(スケジュールの)中で、非常に高いパフォーマンスを出している。代表に対する意識が高いと見ています」と、Jリーグでプレーする選手たちも公平に評価していく姿勢を示した。

 さらに、改めて「やはりプレーヤーズファースト(選手最優先)で、彼らの状況を常に考えた上で、その選考も若干変わってくる。猶予を持って見たい選手もいますし、それは21日から始まるキャンプに入ってもらって、そこでチェックしなければいけない選手もいます」と、コンディションに不安を抱える選手の状態を慎重に確認しながら最終的な23人のワールドカップ出場メンバーを選んでいく姿勢を明確にした。

 18日には30日のガーナ代表との強化試合に向けた日本代表メンバーが発表される予定で、そこでワールドカップに出場する選手たちの顔ぶれが固まってくると見られる。西野監督は、来週から始まるロシアに乗り込む前の最終準備となるキャンプに向けて「まずリスタートをできる体、戦える体、ワールドカップに向けて心身ともに充実して臨めるよう、整えられる時間にしてもらいたい」と述べ、選手たちに本番への“切り替え”を促した。

【了】

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