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PSG監督ブランが語るCL展望「我々はバイエルンに拮抗できるだけの力を備えている」

今シーズン、PSGの監督に就任したローラン・ブラン。リーグ・アンを制することは当然のことながら、頂点を目指すには、現在最強とされるバイエルン・ミュンヘンも見据えなければならない。『欧州サッカー批評09』(2月13日発売)では直撃インタビューを行った。自信をみなぎらせる新指揮官のマネジメント術に迫る。

text by 小川由紀子 photo by Getty Images , Ryota Harada

レバークーゼンをどう見るか?

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ローラン・ブラン監督【写真:Getty Images】

――チャンピオンズリーグ(CL)も再開します。ベスト16で対戦するレバークーゼンをどう見ていますか?

「CLでの戦いぶりを観察させてもらったが、典型的なドイツのクラブといった印象だ。まずフィジカルに優れている。平均身長は180センチ台後半から190センチくらいあるだろう。接近戦であるドイツのリーグを勝ち抜けてきたということだけで、すでに力量は証明されている。

 我々は、彼らを倒すために準備をするのみだ。相手も我々に対策を講じているようにね。CLに出場しているクラブに力の差はない。その場にいるのにふさわしいクラブばかりだ。相手によらず、自軍がその試合で最高のパフォーマンスを出せるよう、準備しなければならない」

――ドイツといえば、ここ最近バイエルンの勢いがすごいことになっています。

「バイエルン……、2つのビッグクラブがドイツリーグを席巻している。ミュンヘンとドルトムント。ドルトムントは怪我人が多くて苦戦しているようだが。5、6人の主力が欠場しているらしいね。しかし、ミュンヘンのほうは、今の時点で欧州のベストクラブと言っていいだろう」

――バイエルン・ミュンヘンというクラブについての印象を。

「スポーツ面だけでなく、マーケティングなど、あらゆる面で欧州の頂点に立っている。ミュンヘンのメンバーは、25、26人が代表選手だ。その中から11人だけ選ばれて出てくるのだから、強豪たるゆえんがわかるというものだ。マネジメントも相当大変だろうと察するよ……」

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