レバークーゼンをどう見るか?
――チャンピオンズリーグ(CL)も再開します。ベスト16で対戦するレバークーゼンをどう見ていますか?
「CLでの戦いぶりを観察させてもらったが、典型的なドイツのクラブといった印象だ。まずフィジカルに優れている。平均身長は180センチ台後半から190センチくらいあるだろう。接近戦であるドイツのリーグを勝ち抜けてきたということだけで、すでに力量は証明されている。
我々は、彼らを倒すために準備をするのみだ。相手も我々に対策を講じているようにね。CLに出場しているクラブに力の差はない。その場にいるのにふさわしいクラブばかりだ。相手によらず、自軍がその試合で最高のパフォーマンスを出せるよう、準備しなければならない」
――ドイツといえば、ここ最近バイエルンの勢いがすごいことになっています。
「バイエルン……、2つのビッグクラブがドイツリーグを席巻している。ミュンヘンとドルトムント。ドルトムントは怪我人が多くて苦戦しているようだが。5、6人の主力が欠場しているらしいね。しかし、ミュンヘンのほうは、今の時点で欧州のベストクラブと言っていいだろう」
――バイエルン・ミュンヘンというクラブについての印象を。
「スポーツ面だけでなく、マーケティングなど、あらゆる面で欧州の頂点に立っている。ミュンヘンのメンバーは、25、26人が代表選手だ。その中から11人だけ選ばれて出てくるのだから、強豪たるゆえんがわかるというものだ。マネジメントも相当大変だろうと察するよ……」