フェルナンド・トーレスがJリーグに移籍?【写真:Getty Images】
一部メディアで報じられたことにより、元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスの日本移籍の噂が持ち上がっている。
スペインでも日本メディアをソースに、かつて欧州制覇などに貢献した名ストライカーの新天地についての報道が過熱している。同国大手紙『マルカ』紙は「F・トーレスは日本と中国、両方でサッカーのアイコンであり、人気はまだ高次元。過去10年間で最も熱く、多くのファンに受け入れられた選手である」とし、同選手のアジア進出の可能性について伝えている。
また、『マルカ』紙は移籍先として噂されるサガン鳥栖がJ1で降格圏に沈んでいることを紹介し、夏の移籍マーケットが開きしだい、元コロンビア代表FWのビクトル・イバルボを放出してF・トーレス獲得に動く可能性を指摘した。イバルボは今季故障に悩まされて期待されほどの成績を残せていない。
すでに今季限りでのアトレティコ退団を表明しているF・トーレスには、中国クラブも関心を示しているとされる。1月には中国超級リーグ(1部)昇格組の北京人和が獲得オファーを送っていたようだ。
一方、アジア以外で移籍先の有力候補と見られる北米最高峰リーグのメジャーリーグ・サッカー(MLS)からは、シカゴ・ファイアーがすでに接触してきているようだ。スペイン紙『アス』などが報じている。
現在同クラブを率いるのは、かつてアトレティコでF・トーレスとともにプレーした経験を持つ元セルビア・モンテネグロ代表のヴェリコ・パウノヴィッチ監督。元チームメイトの関係性を武器にスペインへ特使を送り、契約交渉を進めているという。
MLSでは元スペイン代表FWダビド・ビジャがニューヨーク・シティに、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチがLAギャラクシーに在籍するなど、再びスター選手の活躍が目立つようになってきた。シカゴ・ファイアーには元ドイツ代表のバスティアン・シュバインシュタイガーが所属している。
果たしてF・トーレスの日本移籍は実現するのか。アメリカや中国といった大国のクラブとのせめぎ合いに注目が集まる。
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