レアル・マドリーのカリム・ベンゼマ【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグの試合が現地時間1日に行われ、レアル・マドリーとバイエルン・ミュンヘンが対戦して2-2のドローに終わった。この結果、2試合合計4-3でマドリーが決勝進出を果たした。
アウェイでの1stレグに2-1の勝利を収めていたマドリーは前半3分に失点。だが10分にはDFマルセロからのクロスに合わせたFWカリム・ベンゼマが同点ゴールを奪うと、後半開始直後にも相手GKのミスを突いてベンゼマが2点目を挙げた。その後1点を返されながらもトータルスコアでの逆転は許さなかった。
マドリーの「9番」を背負い、“BBC”の一角として活躍を続けてきたベンゼマだが、今季はこの試合前の時点で公式戦41試合に出場して9ゴールどまり。低調なパフォーマンスに対して批判の声も強まっていたが、決勝進出の懸かる大舞台で結果を出して批判を見返した形だ。
CLでの実績ではすでに、過去の名選手たちの多くを上回っているとも言える。この日の2ゴールを加え、ベンゼマはCLで通算55得点となった。大会歴代5位となる数字だ。
スポーツのデータ分析を手がかる『Opta』によれば、ベンゼマのCLでの通算得点数はクリスティアーノ・ロナウド(120点)、リオネル・メッシ(100点)、ラウール・ゴンサレス(71点)、ルート・ファン・ニステルローイ(56点)に次ぐ。アンドリー・シェフチェンコやティエリ・アンリ、フィリッポ・インザーギ、アルフレッド・ディ・ステファノらの得点数を上回っている。
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