主武器だった両SBが抜け、再構築へ。組織の上積みに期待
昨季は鈴木体制1年目のシーズンをプレーオフ準決勝敗退という成績で終えた千葉。米倉を右SBにコンバートしたことで高い攻撃力を手に入れたが、一方で守備に脆さも抱えていた。今季はその米倉がG大阪へ、左SBを務めていた高橋が神戸へと移籍した。天野、中村、山中らを補強して穴埋めを図っているが、攻撃力がどの程度まで保たれるかはフタを開けてみないと分からないだろう。
ポジティブな要素としては、鈴木監督が2年目を迎え、戦術の浸透度や組織の完成度では昨季を上回りそうなことが挙げられる。千葉で監督がフルシーズンを戦い、翌シーズンも指揮を執るのはイビチャ・オシム監督以来となり、これまでの思うような成績が残せない流れが変わることに期待したい。
2014シーズン 戦力入れ替え
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