ザルツブルク在籍時のジョルディ・レイナ【写真:Getty Images】
ペルー代表としてロシア・ワールドカップに出場する可能性もある24歳のFWジョルディ・レイナに対し、昨年11月に死去した16歳少女に対する性的暴行の疑いがかけられている。29日付スペイン紙『マルカ』がペルーでの報道に基づいて伝えた。
ペルー代表は昨年11月、ニュージーランド代表との大陸間プレーオフに勝利してロシア・ワールドカップ出場を決めた。その2ndレグのホームゲームを終えた夜に、レイナの保有するマンションで予選突破を祝うパーティーが開催されたという。
そのパーティーで、参加していた16歳の少女が死亡するという事件が起きた。少女はペルーでは若くして有名なバレーボール選手だった。今年1月に公表された検死結果によれば、殺人をうかがわせる証拠は確認されず、様々な要因の複合による自然死だったとされている。
少女は死亡する前に、レイナの友人である17歳少年と性的関係を持ったとされている。だが少女の両親はレイナによる性的暴行も行われた疑いがあるとして再捜査を要求し、ペルー検察は予備的捜査の開始を命じたとのことだ。
レイナは現在MLS(メジャーリーグサッカー)のバンクーバー・ホワイトキャップスに所属。昨季まではオーストリアのザルツブルクで南野拓実とチームメートとしてプレーしていた。11月の大陸間プレーオフにはペルー代表として出場していたが、今年3月の親善試合には招集されなかった。事件の影響によりワールドカップ出場を逃す可能性もあるとみられている。
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