ヴァイッド・ハリルホジッチ氏【写真:Getty Images】
前日本代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチ氏が27日、東京都内で記者会見を行った。その中で、日本サッカー協会の田嶋幸三会長の発言を否定するコメントを残している。
ハリルホジッチ氏の解任後、田嶋会長は会見で「技術委員会が全く機能していなかったということはありません」「彼らは必死になって代表チームをサポートし、改善していくために動いていた」と話していた。
だが、ハリルホジッチ氏は「皆さんから質問がないので私から言うが、会長が『技術委員会がたくさんの修正を試みた』と会見で話したが、技術委員会の存在すら私は知らなかった」と発言している。
自身の後任となった当時の技術委員長である西野朗監督については、「彼とのコミュニケーションは確かに少なかったかもしれない」とコメント。「全ての練習、会議で一緒だった。このリストでいこうかと提案したとき、彼にも意見を求めたが、多くを語らなかった。一度西野さんに聞かれたのは、フランスでの技術委員長の役割だった。とても友好的な関係を築けているつもりでいた」と語り、「ほかのメディカルスタッフとは話す機会があった」が、密な関係ではなかったことをほのめかした。
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