因縁の対決。対レアル戦の成績は?
24日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝でバイエルン・ミュンヘンとレアル・マドリーが激突する。1stレグの舞台はフースバル・アレーナ・ミュンヘンだ。
両チームの対戦成績は11勝2分11敗とまったくの互角であり、今回も白熱した戦いが予想される。昨季のCL準々決勝でもマッチアップしたこの両チーム。同試合では延長戦にまでもつれ込む大接戦となったが、最終的にはレアルがベスト4入りを果たした。
しかしその試合では決勝点となったクリスティアーノ・ロナウドのゴールがオフサイドではなかったのか、アルトゥーロ・ビダルの退場が正当だったのかなど、判定の疑惑がささやかれており、当時のバイエルンを率いていたカルロ・アンチェロッティ氏も試合後に苦言を呈するなど、後味の悪い試合となっていた。そのため、1年前はベスト8で涙をのんだバイエルンからしてみれば、今回の準決勝は“因縁”の再戦となる。
そのバイエルンはすでにブンデスリーガ優勝を決めており、21日に行われたリーグ第31節の対ハノーファー戦ではロベルト・レバンドフスキ、マッツ・フンメルス、トーマス・ミュラーらをベンチスタートにさせるなど、主力選手を温存することができた。そのためほとんどの主力選手は疲労を溜めることなくレアル戦に挑むことが可能である。
今季のCLで喫した黒星はわずかに1。バイエルンが公式戦で最後に敗れたのは3月18日のリーグ第27節のRBライプツィヒ戦である。それ以降は負けなしと、もはやその勢いは計り知れない。
だが対レアル戦では5連敗中と白い巨人を“苦手”としているようだ。ドイツ王者としては何としてもここで勝利を挙げ、連敗を阻止したいところである。決勝進出へ向けても、ホームでこのゲームを落とすわけにはいかない。