レッズの中盤の3人がカギに
チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグでリバプールとローマが激突する。舞台はレッズの本拠地であるアンフィールドだ。この両チーム公式戦で顔を合わせるのは実に16年ぶりのこと。通算対戦成績はリバプールの2勝2分1敗である。
ホームチームは準々決勝でプレミアリーグ王者のマンチェスター・シティを合計スコア5-1で退け、ベスト4入りを果たした。同試合でリバプールは自分たちの強みであるハイプレスを敢行し、終始マンチェスター・Cを苦しめるなど完璧な試合運びだった。
もちろん今回のローマ戦でもマンチェスター・C戦と同じシステムである4-3-3を採用してくるだろう。サディオ・マネ、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノという前線の3人が果敢にプレスをかけ続け、自分たちのボールにしてからまた一気にギアを上げる。
とくにサラーは現在プレミアリーグで得点ランキングトップを走るなど今一番ノリに乗っている選手。同選手が勢いに乗ると、ローマとしては非常に厄介だ。古巣との対決となる背番号11の活躍は、リバプールが決勝戦に残るためには必要不可欠。ホームチームからしてみれば、何としてもサラーを波に乗らせたいところ。
またリバプールの中盤の役割は非常に重要になってきそうだ。マンチェスター・C戦ではジョルジニオ・ワイナルドゥム、アレックス・オクスレイド=チェンバレン、ジェームズ・ミルナーという3人で形成していた。
ローマは中盤での繋ぎの部分でミスが起きることがしばしば見受けられる。そこから一気に奪われ失点に繋がるケースも少なくないため、リバプールとしてはそういったミスを逃さないことが重要だ。そのため、このトリオがいかに相手のボールロストを逃さず、チャンスを演出できるか。これが試合のカギを握る上で欠かせないポイントになるのではないか。