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本田圭佑 7年前

日本代表にとっても“死活問題”に? 本田圭佑がメキシコでプレーオフ進出を逃せない理由

メキシコ1部の後期リーグも残すところ1試合となった。本田圭佑が所属するパチューカは、上位8チームに与えられるプレーオフ出場権獲得を最後まで争うこととなった。優位な立場にいるとはいえ、安心はできない。もしプレーオフ進出を逃せば、ロシアワールドカップに臨む日本代表への影響も避けられない。(文:河治良幸)

text by 河治良幸 photo by Getty Images

本田とパチューカ、プレーオフ進出なるか

本田圭佑
本田圭佑は日本代表で活躍するためにもパチューカでリギージャ進出を掴み取らねばならない【写真:Getty Images】

 リーガMX(メキシコ1部)の後期リーグ第16節が現地時間21日に行われ、パチューカはアウェイでケレタロと対戦した。

[4-2-3-1]のトップ下で出場したパチューカの本田圭佑は多くのシーンでチャンスの起点となったが、ケレタロの粘り強いブロックを崩し切れず。一方でパチューカのディフェンスも何度か苦しい時間帯を迎えながら、前期までともに戦っていたチリ代表エドソン・プッチを擁するケレタロの攻撃をしのぎ、スコアレスドローのまま試合終了の笛が吹かれた。

 後期リーグ16試合を終えて勝ち点22のパチューカは次節、ホームのエスタディオ・イダルゴで16位のアトラスに勝利すれば8位以上が確定し、リギージャと呼ばれるプレーオフに進出できる。引き分け以下の場合、9位ネカクサから13位のレオンまでの5チームに逆転される可能性が出てくる。アトラスとは前期リーグのアウェイ戦で1-1と引き分けているが、28日の最終節は是が非でも勝利が求められる試合となる。

 リギージャとはリーグ戦の上位8チームが参加して行うトーナメント方式のプレーオフであり、ホーム&アウェイ方式で準々決勝、準決勝、決勝と進んでいく。その期間は1ヶ月近くにもおよぶためリギージャに残れなかったクラブはその時点でシーズン終了となるのだ。

 メキシコリーグに優勝決定プレーオフが導入されたのは1970/71シーズンから。スペイン語でリギージャとは「小さな大会」の意味だ。当初はグループを2つに分け、それぞれの上位2チームがチャンピオンを争う形式だったが、後に4つのグループから上位チームを集めてリーグ戦が行われるなど、試行錯誤を繰り返されてきた。

 現在では上位8チームが「1位vs8位」「2位vs7位」「3位vs6位」「4位vs5位」のタスキがけ方式でホーム&アウェイ方式のトーナメントを行う形が定着した。1グループの上位8チームがリギージャに進出する現在の形に落ち着いたのは2011年のことだ。

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