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セリエAの“異変”示す新記録。ホームアドバンテージはほぼ消失? 

text by 編集部 photo by Getty Images

ナポリ
アウェイで最多勝ち点のナポリ【写真:Getty Images】

 近年のイタリア・セリエAでは、アウェイチームの勝利数が大幅に増加するという「異常事態」が進行している。今季はすでに過去最多記録を更新した。

 現地時間21日から22日にかけて行われたセリエA第34節の9試合でも、結果はホームチームの3勝に対してアウェイチームが5勝。首位ユベントスと2位ナポリの大一番も、アウェイのナポリが終了間際の決勝点で勝利を収めた。

 今季のここまでの339試合の結果は、ホームチームの144勝に対してアウェイチームが118勝と大きな差はない。伊データサイト『numericalcio』によれば、アウェイチームの合計118勝はセリエAの新記録となった。

 昨季は最終的にアウェイチームが115勝を挙げて最多記録となっていたが、今季は4節を残してすでに記録を更新。アウェイチームの勝利数増加はここ数年続いている傾向であり、6季連続で合計100勝を突破している。

 ユーベはホームで勝ち点43に対してアウェイで42、ナポリはホームで41に対してアウェイで43と、“2強”の成績はほぼホームとアウェイの差がない。3位と4位のローマとラツィオに至っては、ともにホームでの31ポイントに対してアウェイでは36ポイントを獲得している。

【了】

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