ベンフィカ所属時のジュリオ・セザール【写真:Getty Images】
かつてインテルなどで活躍した元ブラジル代表GKジュリオ・セザールは現役最後となる試合を戦い、クリーンシート(無失点)で有終の美を飾った。ブラジル『グローボエスポルチ』などが伝えている。
現在38歳のジュリオ・セザールは昨年11月にポルトガル1部のベンフィカを退団。そのまま現役を引退する可能性もあるとみられていたが、1月には古巣であるブラジルの名門フラメンゴに加入することが発表された。
フラメンゴとの契約は3ヶ月のみという短期契約で、その後は現役を引退するという見通しだった。現地時間21日に行われたブラジル全国選手権1部第2節のアメリカMG戦に出場したジュリオ・セザールは、5万人以上の観客を集めたマラカナン・スタジアムで現役最後の試合を戦った。試合はフラメンゴが2-0の勝利を収めている。
「今まで成し遂げてきたことを考えれば、幸せに別れを告げることができる。何より大事なものはサッカーを通じて育んできた友情だ。ともに過ごした人々にポジティブな影響を残すことができたと願いたい」とジュリオ・セザールは試合後にコメントしている。
ジュリオ・セザールは1997年にフラメンゴでデビューし、2005年にインテルへ移籍。インテルでは2010年の「3冠」や、セリエA5連覇など数多くのタイトル獲得に貢献した。ブラジル代表としてもワールドカップ3大会に参加するなど通算87試合に出場した。
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