アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督【写真:Getty Images】
アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督が今季限りで退任することが発表された。22年間に及んだ長期政権が終焉を迎えることで、欧州主要リーグで次の「最古参監督」となるのは誰だろうか。
ヴェンゲル監督は日本の名古屋グランパスエイトで監督を務めたあと、1996年にアーセナル監督に就任。約22年間にわたってプレミアリーグの強豪クラブを率い続けてきたが、今季がラストシーズンとなることが20日にクラブから発表された。
欧州での「長期政権」といえば、サー・アレックス・ファーガソン氏の率いるマンチェスター・ユナイテッドがよく知られていた。ユナイテッドを約27年間率いたファーガソン氏が2013年に勇退してからは、ヴェンゲル監督のアーセナルが主要リーグにおける最長政権となっていた。
フランス『RMCスポーツ』などが伝えるところによれば、欧州のいわゆる5大リーグの各クラブの監督たちがこのまま続投したとすれば、ヴェンゲル監督退任後の最古参となるのはフランス・リーグアンのアンジェを率いるステファン・ムーラン監督。2011年夏からアンジェの監督を務めており、来季も続投すれば8シーズン目となる。
「心配なのは、最古参になってしまうことだ…そんなに年寄りじゃないのに!」とアンジェの公式ツイッターアカウントは、ヴェンゲル監督退任発表を受けてのムーラン監督のコメントを伝えている。1967年生まれのムーラン監督は現在50歳だ。
2位は2011年12月からアトレティコ・マドリーを率いるディエゴ・シメオネ監督。3位にはブンデスリーガのフライブルクを率いるクリスティアン・シュトライヒ監督が続くことになる。
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