湘南ベルマーレのアレン・ステバノヴィッチと横浜F・マリノスのウーゴ・ヴィエイラ【写真:Getty Images for DAZN】
21日に行われている明治安田生命J1リーグ第9節の横浜F・マリノス対湘南ベルマーレ戦で、前半45分間だけで両チームの選手1人ずつがハットトリックを達成するというJ1で初の記録が実現したかに見えたが、記録は幻に終わった。
前半8分、アウェイの湘南はFWアレン・ステバノヴィッチのシュートがDF中澤佑二の頭に当たってコースを変えたゴールで先制。横浜FMも27分にFWウーゴ・ヴィエイラが決めて同点としたが、28分には湘南がMF菊地俊介の得点で再びリードを奪う。
前半終了前の約5分間は、両チームが立て続けにゴールを奪い合う目まぐるしい展開となった。41分にはステバノヴィッチが決めて湘南がリードを2点としたが、ウーゴ・ヴィエイラも44分だけで2点を決めて3-3。しかしアディショナルタイムにはステバノヴィッチがまたも4-3の勝ち越し点を奪った。
ステバノヴィッチとウーゴ・ヴィエイラの2人がともにハットトリックを達成したのであれば、前半だけでの2人ハットトリックというJ1初の記録となるはずだった。だが結局、ステバノヴィッチの得点は公式記録で横浜FMのオウンゴールに変更。記録は幻に終わっている。
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