心身ともに手負いのドルトムント
傷を癒せるか。4月15日に行われた“レヴィア・ダービー”で、FCシャルケ04に屈したボルシア・ドルトムント。3位から4位に後退した。そしてライバルを相手に0-2の完敗は「ただの敗北ではない」と、ペーター・シュテーガー監督は、19日の会見で語った。
「時は傷を癒す。幸いにも雰囲気は日に日に良くなっている。だが、もちろん既にダービーの敗戦がむしばんでいる。それは日常の出来事として見過ごすのは難しいものだ。普通の敗北とは訳が違った」
さらにシャルケ戦では、ミチ・バチュアイが足首を痛めて離脱。今季の残りの試合は全て欠場することになった。チェルシーFCからレンタルで加入していたベルギー代表FWは、一足早くチームに別れを告げた。
心理的なダメージを抱えるだけではない。ピエール=エメリク・オーバメヤンが去った後の“新エース”も欠いて、21日のブンデスリーガ第31節、バイヤー・レバークーゼン戦に臨むドルトムント。苦しい状況で迎える3位との直接対決は、来季チャンピオンズリーグ出場権確保のためにも、まさに地力が問われる一戦となりそうだ。