かつて鹿島アントラーズを率いたオズワルド・オリヴェイラ氏が浦和レッズの新監督に就任【写真:Getty Images】
浦和レッズは19日、かつて鹿島アントラーズを率いて数々のタイトルを獲得した経験を持つオズワルド・オリヴェイラ氏の新監督就任を発表した。
今月2日に堀孝史前監督との契約を解除してから、大槻毅監督が暫定的にチームの指揮を執っていた浦和。開幕から5試合勝利なしで監督交代に踏み切った後、リーグ戦3連勝と調子が上向きつつある中で経験豊富な新指揮官を迎える。
21日の明治安田生命J1リーグ第9節・北海道コンサドーレ札幌戦までは大槻監督が指揮し、同25日のJ1リーグ第10節・柏レイソル戦からオリヴェイラ新体制で再出発となる。
オリヴェイラ監督は2007年から2011年まで鹿島を率いた。就任1年目からJ1リーグ3連覇、2007年と2010年には天皇杯優勝、最終年の2011年にヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)を制し、国内3大タイトル全てを獲得した実績を誇る。
日本ではリーグ戦通算170試合で89勝44分37敗という目覚ましい成績を残している。2012年からは母国ブラジルに戻ってボタフォゴ、サントス、パルメイラス、フラメンゴ、コリンチャンスなど国内名門クラブの監督を歴任。
直近では2017年9月からアトレチコ・ミネイロの監督を務めていたが、今年2月9日に解任されていた。職を解かれる直前には試合後のインタビュー中にレポーターと口論をするなど、メディアとの関係悪化がブラジルメディアで報じられていた。
オリヴェイラ監督は浦和の公式サイトにコメントを寄せ「浦和のファン・サポーターのみなさん、力強い応援に後押しされるこの素晴らしいチームの指揮をとる機会をいただき光栄に思います。高いモチベーションをもって結果をもとめ、みなさんと共に戦いたいと思います。私たちの努力とみなさんの応援の融合があることを信じています。がんばりましょう!」と、新たな挑戦への意気込んでいる。
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