連敗からなかなか抜け出せなかった昨季
昨季の群馬はクラブ初のOB監督として水戸のヘッドコーチを務めていた秋葉忠弘を招聘した。そして松下、御厨、熊林という中心選手を放出した一方で、平繁、青木孝、永田、加藤と中盤から前線にかけて、即戦力を補強した。
しかし、長年群馬の精神的支柱として活躍した3選手の放出はあまりにも大きく、3連敗、6連敗が一度、4連敗が2度と一度負け出すと抜け出せなかった。これが下位に低迷した理由の原因だ。
特に2度目の4連敗となった32節から35節の中の33節、34節はそれぞれ北関東ダービーとなる栃木、残留争いのライバルであった岐阜にホームで連敗。精神的な弱さを露呈した。
今シーズンは余裕を持った残留、そして1つでも上の順位を目指すことが現実的な目標となるだろう。
2014シーズン 戦力の入れ替え
【次ページ】補強面と総合力それぞれの診断結果