本田圭佑が見事な先制点を挙げ今季10得点目
現地時間14日に行われたリーガMX(メキシコ1部)2017/18シーズン後期リーグの第15節、パチューカが2位のサントス・ラグーナをホームのエスタディオ・イダルゴに迎えた。
その試合でパチューカの本田圭佑は鮮やかな先制ゴールを挙げ、さらにエリック・アギーレの追加点をアシストした。得点ランキングを独走するジャニニーの得点を許したものの、終盤にセバスティアン・パラシオスのゴールで突き放し、3-1でパチューカが勝利。リギージャ(トーナメント制プレーオフ)進出圏内の8位をキープしている。
[4-2-3-1]の右サイドハーフを根城にしながら、サントスが形成する[4-2-2]のタイトなブロックの間にタイミングを見て入り込む本田は、どんどん中央に流れて実質的なトップ下として、アンヘロ・サガルとパラシオスの“縦の2トップ”に絡みながら積極的にチャンスを狙っていった。
象徴的だったのが、サガルのポストプレーを相手の左サイドバック、サイドハーフ、ボランチの間で受け、中に切り込みながら前方のパラシオスに通したシーン。そこからペナルティエリア内でのパラシオスとサガルのコンビネーションがわずかに合わず、こぼれ球を狙った本田のシュートもブロックされたが、出し手と受け手にもう1人が絡んで崩す攻撃のイメージを描けていた。
25分に訪れた本田の後期7得点目、シーズン10得点目となるゴールはセンターバックのオマール・ゴンサレスが持ち出したところで、相手左サイドバックとサイドハーフの間からブロック内に侵入し、さらにセンターバックのヘラルド・アルコバをかわしたところからの技巧的なシュートだった。かわされたアルコバともう1人のセンターバックであるカルロス・イスキエルドスがスライディングでブロックに来た上を破り、GKホナタン・オロスコが届かない左隅に決めた。