日本代表前監督のヴァイッド・ハリルホジッチ氏【写真:Getty Images】
クロアチア紙『スポルツケ・ノヴォスティ』は、先日日本代表監督を解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ氏にインタビューを行ったとして、14日付で同氏のコメントを伝えている。
ハリルホジッチ氏は突然の代表監督解任にショックを受けている様子だという。「ここ数日は電話に応じなかった」が、13日には「疲れた声で、落胆を隠せない様子」で取材に応じたと記されている。
「あまり多くを語りたくはない。これから数日間東京に行って身の回りの整理をし、それから心の中の考えについて何らかの話をしたいと思う」とハリルホジッチ氏は語る。
日本サッカー協会(JFA)の発表によれば、代表選手たちとのコミュニケーションに問題が生じ、信頼関係が失われたことが解任の大きな理由のひとつだとされている。だが、選手との間での問題については「本当に分からない。不満を抱えている選手がいるとは感じていなかった。出場機会の少ない選手には不満もあったかもしれないが…」とハリル氏は困惑する様子を見せている。
2010年ワールドカップの3ヶ月前にもコートジボワール代表監督を解任されたことがあった。だが「アフリカはそういうものだ」としつつ、今回の一件は「日本のような組織の整った国でこういうことが起こるのは非常にショッキングだ。私自身まだ分からない。本当に説明できない」と状況の違いを強調した。
今後については、「もちろんオファーはある。すでに電話が鳴っている」としつつ、「今すぐには新しい仕事のことは考えていない。まずはしっかり休んで、それからどうするか考える」とのこと。アルジェリアやエジプト、イラクなどが次期代表監督として関心を示しているとも噂されるが、現時点では去就について明言は避けている。
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