リバプールのユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】
リバプールはチャンピオンズリーグ準決勝でローマと対戦することが決まった。ユルゲン・クロップ監督は、良い抽選結果とは考えていない。クラブ公式サイトが、指揮官のコメントを伝えた。
13日の行われた抽選会で、リバプールはローマと当たることが決まっている。もう1カードはバイエルン・ミュンヘン対レアル・マドリー。ローマを引いたことは幸運という見方が多い。
だが、クロップ監督の考えは違う。「これを一番楽な組み合わせだと言う人がいたら、私から後押しはできない。その人はバルセロナとの2試合を見ていなかったのだろう」と、優勝候補を下したローマを警戒した。
「ファーストレグは1-4だったが、そんな内容ではなかった。ローマという優れたチームを、(リオネル・)メッシという天才が崩したね。セカンドレグは抜群だ。私は非常に感銘を受けたよ」
リバプールで大活躍中のFWモハメド・サラーにとっては、古巣との対戦だ。
「確かに彼にとっては面白いゲームだ。ただ、それがローマのクオリティを示している。彼がいかに優れた選手であるかはみんな知っているとおりだ。そして、その彼を失ったローマはここまでやってきた。彼がまだそこにいたらどうなっていただろうね。彼にとってスペシャルな試合だけど、彼なら対処できる。私はそう確信しているよ」
リバプールは今月24日のファーストレグでローマをホームに迎える。5月2日には敵地でのセカンドレグだ。
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