浦和レッズ【写真:Getty Images】
J1の浦和レッズは12日、公式サイトに「SNSに見られる発言について」と題した声明を掲載し、ファンに向けて差別撲滅への呼びかけを行った。
「ここ最近、TwitterなどのSNSで、選手のなりすましアカウントなどによる、特定選手に対する差別や誹謗中傷を行う看過できない発言が、日常的に見受けられるようになっています」と浦和は述べている。
浦和レッズは国際サッカー連盟(FIFA)総会の決議を尊重し、2014年に「人種、肌の色、性別、言語、宗教、または出自などに関する差別的あるいは侮辱的な発言または行為を認めない」とする差別撲滅宣言を出した。その宣言に基づき、「上記のようなSNSなどの発言を容認することはできません」と非難を行った。
「みなさまにおかれましても、上記のような発言は許さず、私たちサッカーファミリーの力で差別を撲滅できるよう共に戦っていただければと思います」とファンに向けて呼びかけている。
昨年11月には、浦和に所属していたブラジル人FWラファエル・シルバがSNS上で人種差別行為を受けたこともあった。心無い行為を撲滅すべく、浦和は厳格な対応を行う姿勢を見せている。
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