日本サッカー協会の田嶋幸三会長と日本代表の西野新監督【写真:田中伸弥】
日本サッカー協会(JFA)は12日、日本代表の新監督に就任した西野朗氏の就任会見を都内で行った。2ヶ月後に控えるロシア・ワールドカップでの目標にも西野監督は言及している。
「かつてオリンピックで、2つ勝っても上に上がれなかったことを経験しています。ワールドカップでも、6ポイントを取って上がれないということも考えられる」と西野監督。かつて1996年アトランタ五輪で、「マイアミの奇跡」と言われるブラジル戦の勝利など2勝を挙げながらもグループステージ突破を逃した経験を振り返った。
だが勝ち点が何ポイントであれ、やはりグループステージ突破を最初の目標として掲げている。「予選(グループステージ)の1試合1試合の戦いを、ベストを尽くしてチャレンジしていく姿勢で戦っていきたい。これは濁すようですけれども、予選を突破したいと思います、もちろん」
「そういう力を信じて作っていく2ヶ月だと思いますし、選手には数字的な目標を大きく与えるつもりはないです。経験のある選手は特にそう思っていると思う。選手たちは現状よりも良いパフォーマンスを出してくれる。そういう中で(初戦の相手)コロンビアに対して挑んでいきたいと思いますし、十分チャレンジできる状況になると思います」と大会への意気込みを述べた。
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