鹿島アントラーズのDF西大伍【写真:Getty Images for DAZN】
鹿島アントラーズは11日、明治安田生命J1リーグ第7節でFC東京と対戦し1-2で敗れた。
開始早々の6分にアクシデントが発生する。鹿島のDF山本脩斗が負傷によりプレー続行不可能となり、急遽ベンチスタートだったDF西大伍がピッチに送り出され、慣れない左サイドバックに入った。
それでも鹿島は29分にFW金崎夢生のゴールで先制に成功する。だが、その後が続かなかった。39分にオウンゴールで同点に追いつかれると、後半に入って55分にDF室屋成のゴールでFC東京に逆転されてしまった。
オウンゴールの場面で室屋にクロスを上げさせてしまったのは、鹿島の左サイドだった。そして室屋に決勝点となるシュートを打たせるまで深く突破を許してしまったのも、鹿島の左サイド。山本に代わってそのポジションに入っていた西は「みんなは頑張っていましたから。今日は全部僕の責任です」と敗戦の原因に自らのプレーを挙げた。
開始6分での途中出場となったが、西は「そういう準備は普通はしておくべきなので」とプレーへの影響を否定。そしてFC東京に逆転を許した要因について「個人の1対1のところじゃないですか。もちろん僕のところだったんですけど」と述べ、不甲斐ないプレーを悔やんだ。
鹿島はFC東京に敗れたことで、リーグ戦2連敗。7試合を終えて2勝2分3敗と苦しい戦いを強いられ、13位に沈んでいる。この苦境を乗り越えるためには何が必要なのか。西は「あまり気持ちとか、そういう部分は言ってこなかったんですけど、今はそういうところが大事かなと思います」とチームに奮起を促し、常勝・鹿島の再浮上を誓った。
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