CLバルサ対ローマとミラノダービーが同じ日に【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ準々決勝とミラノダービー。イタリアではどちらがより「一面」にふさわしいのだろうか。5日付のイタリア主要スポーツ紙3紙を比較してみよう。
現地時間4日、イタリアではミラン対インテルのミラノダービーが行われた。フィオレンティーナの主将を務めていたダビデ・アストーリの急死の影響で延期となったゲームで、平日の18時30分キックオフという特殊な日程となっている。
同日夜、ローマは敵地でバルセロナとチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグを戦った。ローマにとっては、10年ぶりのチャンピオンズリーグ8強入りということで、こちらも大いに注目を集めた一戦だ。
どちらの試合を翌日の一面にもってくるかはどのメディアも多いに悩んだに違いない。
ミラノに本社を置く『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、ミラノダービーを優先して一面に採用した。ただ、チャンピオンズリーグ準々決勝の模様も大きめに記し、3日のユベントス対レアル・マドリーと合わせて「スペイン 7-1 イタリア」とも記している。
ローマに本社を置く『コッリエレ・デッロ・スポルト』は、やはりローマを優先。「スペインの悪夢」と見出しをつけ、ミラノダービーの扱いは小さめだった。
トリノが本社の『トゥットスポルト』は、また別のアングルだ。こちらは同じく4日にセリエAの試合をこなしたトリノと、レアル・マドリーに大敗した翌日のユベントスの様子を大きく伝える一面となっている。その次に大きな扱いとなっているのがローマの試合で、ミラノダービーについてはかなり小さな扱いだった。
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