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ミラノダービーは決め手欠きドロー。エース・イカルディが痛恨のミスで絶好機逸す

text by 編集部 photo by Getty Images

マウロ・イカルディ
インテルのFWマウロ・イカルディ【写真:Getty Images】

【ミラン 0-0 インテル セリエA第27節延期分】

 現地時間4日に行われたセリエA第27節延期分、ミラン対インテルのミラノダービーは、0-0の引き分けに終わった。

 勝ち点58で4位のインテルと、同8差で6位のミランのダービーマッチ。追いかけるミランにとっては、チャンピオンズリーグ出場権獲得に望みをつなぐために白星が欲しい大一番だ。

 序盤はインテルが主導権を握るが、次第にミランが落ち着き始める。22分には、ミランに決定機。左サイドからのFKをボヌッチが合わせると、薄く当てたヘディングシュートがゴール右隅へ。だが、インテルの守護神ハンダノビッチのスーパーセーブで先制点にはならない。

 対するインテルは38分にゴールネットを揺らす。カンドレーバのスルーパスを受けたイカルディが見事な決定力を見せた。だが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を用いた判定でオフサイドに。イカルディがわずかに最終ラインを出ていたと判断された。

 後半に入って最初に先制のチャンスを迎えたのはインテル。56分、カンセロが高い位置で奪ってラフィーニャがスルーパスを通すと、ペナルティエリア右でフリーとなったカンドレーバが折り返した。パスを受けたイカルディはがら空きのゴールに流し込むだけだったが、まさかのキックミス。枠を外してしまう。

 ミランは68分、ケシエの浮き球のパスにクトローネがオーバーヘッドで合わせるが、これは明らかなオフサイドでノーゴール。なかなかスコアが動かない。

 その後は互いにミスが目立ち、攻撃の形をつくれない。後半アディショナルタイムにはカンセロのクロスが入ってインテルに再び決定機が訪れたが、滑り込んだイカルディのシュートは触るのが精一杯で枠の外だった。

 結局、どちらも決め手を欠いて0-0のまま終了。ミラノダービーということを除くと、大きな見所のないゲームとなった。

 インテルは3位ローマと勝ち点1差の4位。ミランは5位ラツィオと勝ち点6差の6位となっている。

【了】

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