レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督が、スーパーゴールを決めたエースを称賛した。スペイン紙『エル・ムンド』など複数のメディアが報じた。
マドリーは3日、チャンピオンズリーグ準々決勝1stレグの試合を行い、敵地でユベントスと戦った。昨年の決勝の再現となったこの一戦は拮抗した試合となることが予想されていたが、最終的にはFWクリスティアーノ・ロナウドの2得点含む0-3でアウェイのマドリーが完勝を収めた。
この試合で最も話題となったのが、ロナウドが挙げたマドリーの2得点目。64分、カウンターの流れからマドリーが攻撃に移ると、ペナルティエリア中央にいたロナウドが右サイドからのクロスをオーバーヘッドキックで合わせ追加点を得た。
これには指揮官も手を頭にのせ唖然とした顔をするなど驚きの表情を隠しきれずにいた。試合後の会見では、とんでもないゴールを決めたエースに対し特大の賛辞を与えている。
「私はレアル・マドリーの監督だが、1人のサッカーファンでもある。手を頭の上に置いてしまうのは自然なことだ。彼のしたことには本当に満足している。彼は他とは違う選手だ、こんなことをしてしまうんだからね。私たちのチームに彼のような選手を持つことができることに感謝しなければならない」
一方で、今回のゴールを自身が選手時代に挙げたゴールと比較したジダン監督は、冗談交じりで「僕のゴールの方が美しいけどね」と語っている。
「このゴールはサッカー史上最も美しいゴールの一つということができる。僕のゴール程ではないけどね」
ジダン監督は、選手としてマドリーに在籍していた2001/02シーズンのレバークーゼンとのCL決勝で、自身も語るほどの「美しいゴール」を決めていた。今回のロナウドのゴールは、15年以上の時を超えて同じCLの舞台で生まれたスーパーゴールとなった。
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