ナイジェリアメディアも久保建英の才能に注目している【写真:Getty Images for DAZN】
16歳にしてFC東京のトップチームとプロ契約を結び、公式戦でゴールも奪っているFW久保建英。その才能にアフリカからも注目が集まっている。
ナイジェリアの日刊紙『デイリー・トラスト』が、ウェブ版に「2018年注目すべき世界の若手選手20人」という記事を掲載した。対象となるのは1999年1月1日以降に生まれた選手である。
その記事では、ミランで正守護神を務めるイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマや、バルセロナなどで活躍した元オランダ代表FWジャスティン・クライファート氏の息子にしてアヤックスで大ブレイク中のFWユスティン・クライファートらと並び、15番目に久保の名前も挙げられていた。
「タケフサ・クボは16歳ということが驚きではない子どもの顔と体つき」と始まる寸評は、「だが、プレーや試合の流れを読む力はベテランのよう。彼のとんでもない才能は、FIFAの18歳以下の選手との契約に関するルール違反が見つかって諦めさせられるまで、2011年から2015年にバルセロナと契約していたことで明らかになっている」と続き、久保の将来性を絶賛している。
また、Jリーグ史上最年少得点記録保持者である事も紹介され「この攻撃的MFがヨーロッパに戻ってくるのは時間の問題」と評している。久保が近い将来、ヨーロッパで活躍できるポテンシャルを秘めていることは遠いアフリカ大陸でも認知されているようだ。
今季のFC東京では、途中出場がメインながらJ1リーグ戦でも出場機会を重ねている久保。トップチームでのリーグ戦初ゴールなど、さらなる活躍が期待される。
ナイジェリア『デイリー・トラスト』紙が選んだ「2018年注目すべき世界の若手選手20人」は以下の通り(カッコ内は年齢/所属クラブ/国籍または代表歴)。
ユスティン・クライファート(18歳/アヤックス/オランダ代表)
マタイス・デ・リフト(18歳/アヤックス/オランダ代表)
ジャンルイジ・ドンナルンマ(19歳/ミラン/イタリア代表)
ヴィニシウス・ジュニオール(17歳/フラメンゴ/U-17ブラジル代表)
フィル・フォーデン(17歳/マンチェスター・シティ/U-19イングランド代表)
ブレネール(18歳/サンパウロ/U-20ブラジル代表)
ファクンド・コリディオ(18歳/インテル・プリマヴェーラ/U-19アルゼンチン代表)
ヤン=フィーテ・アルプ(18歳/ハンブルガーSV/U-17ドイツ代表)
ウマロ・エンバロ(16歳/ベンフィカU-19/U-17ポルトガル代表)
ブラフム・ディアス(18歳/マンチェスター・シティ/U-21スペイン代表)
ウィリアム・ギューベルス(16歳/リヨン/U-18フランス代表)
セルヒオ・ゴメス(17歳/ボルシア・ドルトムントU-19/U-17スペイン代表)
アミン・グイリ(18歳/リヨン/U-18フランス代表)
カイ・ハフェルツ(18歳/レヴァークーゼン/U-19ドイツ代表)
久保建英(16歳/FC東京/U-20日本代表)
ティモシー・ウェア(18歳/パリ・サンジェルマン/アメリカ代表)
アルバン・ラフォン(19歳/トゥールーズ/U-20フランス代表)
ラファエル・レオン(18歳/スポルティングCP B/U-21ポルトガル代表)
ライアン・セセニョン(17歳/フルアム/U-21イングランド代表)
リース・ネルソン(18歳/アーセナル/U-19イングランド代表)
【了】