レアル・マドリーのMFイスコ【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督が、MFイスコのチームにおける重要性を語った。
27日に行われたアルゼンチン代表との国際親善試合で、イスコはハットトリックを決めるなど大活躍を見せた。得点以外でも、流れるようなパスワークやチャンスメイクに参加し、チームの6-1での勝利に大きく貢献した。
スペイン代表では中心的役を担っているイスコだが、クラブではそこまでの地位を確立できていない。昨季はシーズン途中でスタメンを確保しチームの2冠(国内リーグとチャンピオンズリーグ)に貢献したものの、今季はそれほどのパフォーマンスを見せることができず出場時間も減少している。
そんなイスコには、マンチェスター・シティやユベントスなどビッグクラブへの移籍の噂が出ている。英紙『ザ・サン』によると、特に前者は今夏の同選手獲得に7500万ユーロ(約112億円)を準備しているとも伝えられており、クラブ退団の可能性が浮上している。
しかし、マドリーのジダン監督はイスコへの信頼の厚さを示している。スペイン紙『マルカ』によると、同監督は「私はイスコに不公平な態度を取らない。ここでは(スペン代表と)同じくらいの主導権をもっているわけではないが、私は彼がチームにおいて重要な選手であることを示してきた」と語っている。
また、イスコの退団の可能性については「イスコはマドリーの選手で、ここに残る。それで終わりだ。彼は私が好きな選手だし、やっていることは素晴らしい」と否定している。
監督からの厚い信頼を勝ち得ているイスコは、今季残りの試合でスペイン代表時のような輝きを見せることはできるのだろうか。
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