スペイン戦を欠場したFWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
現地時間27日、スペイン代表対アルゼンチンの国際親善試合が行われ、ホームのスペイン代表が6-1の大勝を飾った。
イスコやイニエスタ、アセンシオなど主力選手が揃って先発出場したスペイン代表は、試合を通して終始その強さを見せつけた。一方アルゼンチン代表は、前半に2点を取られたのちにニコラス・オタメンディの得点で反撃に出たが、最終的には後半の4失点で大敗を喫してしまった。アルゼンチン代表は、ロシアW杯まで約3ヶ月と迫る中で思いもよらぬ形で大きな打撃を受けることとなった。
先日のイタリア戦に続きこの日も試合を欠場したメッシは、貴賓席でスペイン戦を観戦していた。スペイン紙『マルカ』によると、自らのいないアルゼンチン代表の悲惨さを目の当たりにした同選手は、時々下を向いては悲しみに暮れたような表情をしていたようだ。また、試合終了の13分前には席を立ち代表の選手の元へと向かっていったとも伝えられている。
アルゼンチン代表がエース不在の状況でどれだけやれるかということに注目していた人も多いはずだ。しかし、最終的に今回の結果はメッシという存在の重要さを再認識させることになってしまった。
また、今回の試合結果によって代表への不安を募らせているサポーターは少なからずいるだろう。しかし、この試合を見て一番危機感を抱いているのは、これまで代表を幾度となく危機から救ってきたメッシなのかもしれない。
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