ネイマール、レバンドフスキ、サラーの3人がレアル・マドリーに加入したら…【写真:Getty Images】
冬の移籍市場が閉幕して約2ヶ月経ったばかりにもかかわらず、すでに次のマーケットに向けた話題が飛び交っている。特に今季のリーグ戦で低迷するレアル・マドリーに関連した話題は毎日のように報じられている。
もし各国メディアの報道で挙げられた選手たちが、一斉にマドリーへやってきたらどうなるのか。かつて世界中からスター選手を集めて銀河系軍団を作り上げた“白い巨人”であれば、夢のような話も実現してしまうかもしれない。
スペイン紙『マルカ』や『アス』などは、マドリーの主な補強候補4人について報じてきた。1人はレアル・ソシエダに所属するスペイン代表DFアルバロ・オドリオソラ。急成長を遂げる22歳の右サイドバックは、代表でもポジションを争うダニ・カルバハルの後継者としてマドリーが長期間追い続けているタレントだ。
残る3人は現在主力を張るカリム・ベンゼマ、ガレス・ベイル、そしてクリスティアーノ・ロナウドを脅かしうるアタッカーである。マドリーが誇るBBCの時代が終わりを迎える可能性も十分に考えられる。
バイエルン・ミュンヘンでリーグ戦3年連続30得点を狙うポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ、リバプールで公式戦41試合出場36得点という脅威の成績を残しているエジプト代表FWモハメド・サラー、さらにはパリ・サンジェルマンで絶対的エースに君臨するブラジル代表FWネイマールが、マドリーの来夏の補強候補に挙げられている。
3月26日時点で3人のリーグ戦でのゴール数を見ると、レバンドフスキが23得点、サラーが28得点、ネイマールが20得点となっている。3人の合計は71得点。これがマドリーで一堂に会するとなれば、世界屈指の破壊力を誇るユニットが完成するだろう。
ただ、マドリーからの放出が噂されるBBCを確実に放出できなければ新3トップの完成は難しくなってしまう。ベンゼマとC・ロナウドが2021年まで、ベイルが2022年までと3人とも長期契約を結んでいることが売却交渉におけるネックとなってしまうかもしれない。
また、上述した4人を含む大型補強を敢行するにあたって若手選手たちの放出も進むと見られている。今季トップチームに昇格したDFアクラフ・ハキミや、アラベスから復帰したMFマルコス・ジョレンテら出場機会の少ない若手が、新たな銀河系軍団の誕生のあおりを受けてチームを去る可能性がある。
果たしてマドリーの“新陳代謝”が現実のものとなり、誰もが羨む強力布陣が完成する日は来るのだろうか。
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