ボルシア・ドルトムントの練習に参加したウサイン・ボルト氏【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントの練習に参加した元陸上金メダリストのウサイン・ボルト氏は、プロサッカー選手として欧州主要リーグでプレーすることに改めて意欲を見せている。独紙『ビルト』が伝えた。
昨年夏に陸上競技を引退した後、サッカー選手として本格的にプレーすることに取り組む姿勢を見せてきたボルト氏。その一環としてドルトムントの練習参加が実現し、22日の非公開練習に続いて、23日には多くのファンを集めての公開練習に臨んだ。
ヘディングでゴールを決めるなどの好プレーも見せていたボルト氏だが、ペーター・シュテーガー監督からの評価は厳しめ。「彼には才能があると思うが、より高いレベルでプレーしたいのであれば、やるべきことがたくさんあるのは明らかだ。別のスポーツに必要な身体能力と、サッカーに必要なものとは全く異なる」と指揮官はコメントしている。
それでもボルト氏は、サッカー選手となる夢を諦めようとはしていない。「素晴らしい経験だった。すごく楽しむことができた。これからフィットネスのレベルを向上させて戻ってきたい。本当にサッカーのプロになりたいんだ!」と意気込みを見せた。
ドルトムントに加入することはなくとも、欧州のトップレベルでプレーすることを目標に掲げている。「主要リーグのクラブでプレーしたい。スペインでもイタリアでもイングランドでもドイツでも構わない」とボルト氏は夢を語った。
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