日本代表は24日、キリンチャレンジカップのウクライナ戦に向けて練習を行った。

　マリ戦で後半開始から出場した酒井高徳。前半をベンチから見て、チームの「繋ぎたい意識」を感じたと言う。

「相手も前半はラインをすごく高く保っていた。例えばサコ（大迫勇也）が引いてきた時とかに裏が空いたり。連動性のある動きがあれば、難なくかいくぐれたシーンもあったのにもかかわらず、どうしてもリズムが作れないから回したい、回したいという意識が強すぎたのかなと。判断も遅くなって、一人ひとりがボールを持つ時間とか、出すタイミングとかが悪くなっていったって印象で前半は見ていた」

　日本はボールを動かしながら攻撃を仕掛ける場面も作った。だが、酒井が言うように前にパスを供給できる瞬間を逃がすこともあった。チームの雰囲気についてこのサイドバックは、「このままじゃダメだとみんなが危機感を感じている」と話している。

　ハリルジャパンはウクライナ戦で、攻守両面で修正した姿を見せられるだろうか。

（取材：元川悦子、文・構成：編集部）

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