日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】
【日本 1-1 マリ 国際親善試合】
日本代表は23日、国際親善試合でマリ代表と対戦し1-1で引き分けた。
前半途中、ハリルジャパンにアクシデントが起こる。30分過ぎに大島僚太が左足を痛めると、プレーを続行できなくなり交代を余儀なくされた。
背番号25は安定したボール捌きを見せ、タイミングのいい縦パスで攻撃をスピードアップさせた。守備でもポジショニングでコースを切り、懸命な帰陣で相手を追いかけた。彼を失うと、日本はリズムもなくしてしまった。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は試合後、「残念」と振り返った。大島は昨年12月のE-1選手権・中国戦でも試合中に負傷交代しており、指揮官は「大島はこれがはじめての怪我でない。前回も少しリズムが上がると怪我。今回もそうだった」と話した。プレーに関しては高い評価を与えている。
「組み立てのところはいいものが見られた。前への、縦へのパスが良かった。テクニックでは日本ではベストの1人ですから」
また、ハリルホジッチ監督はこう話した。
「大島の代わりに誰を使うのかは難しい。12月から大島をケアしてくれとフィジカルトレーナーに言ってきたんだが。小さい選手で、筋肉も小さい。筋力強化まだ上手くいってないのかな。怪我の状態は詳しくわかっていない。重大でないことを祈る」
大島がこの試合で持ち味を発揮したのは間違いなく、負傷はチームにとっても大きな痛手だ。軽症であってほしいところだ。
(取材:植田路生、文・構成:編集部)
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